柔らかい枝のレトロ日報

真昼の日付変更(実話)

空想します| 2010.09.05 15:44

人通りもほとんどない炎天下。
セミすら鳴かない中を往く。

食器用洗剤でぼろぼろになった左手。
まるでサボテン(仙人掌)そのものだと笑う。
彼らが砂漠で霧を待つように。
私も水をほしがっている。
吹き散らすほどの雨と風とを。

押しつけるような陽光の重圧。
あっという間に熱をはらむ黒い服。
熱風を逃がしながら影を探す。
ひどく濃い、建物の影。
わずかにひやり。

サンダルの下でとろけたアスファルト。
鳴らない警報機、踏切を通り抜ける。
顔を上げれば遠くが揺らめいて見えた。

途切れかける意識。
かすかに歌が聞こえる。

ふり返る。

誰もいない。

パラレルワールド

働きます| 2010.09.02 22:17

起こりえた過去
起こりうる未来

輝きながら消えていく
くり返され続ける一瞬

後悔の航海 船出はもうすぐ
お席へどうぞ乗客のみなさま
飽くほどのお酒をはなむけに

忘却の川の名を呼べば
岸のカロンが手を招く
そっちの水は苦いから
糸をたぐって帰りませ

起こりうる過去
起こりえた未来

消え入りながらも輝く
くり返され続ける現在



蛍のごとくに

ルーツ、ツール、ルール。

つぶやきます| 2010.08.28 09:42

祝辞は新しいお店に行ってから言おうと思うてます。

よって、つれづれなるままに三種の話。



「ルーツの話」

ルーツ、と書かれた缶の、カフェオレをうまうま飲んでいたら、
「眠気覚ましならブラックを飲もうよ」と、同期に笑われた。
苦いのいやー、と返事する。そんな平日。
そういや、こっちのルーツって「若芽」の意味でしたっけ。なんだ、私か。

自分のルーツがどこにあるのかと言われれば、大阪は箕面の山だなぁと思う。
登ったのは3歳くらいの時に1回と、高校の時に1回。
後者は母と一緒に、ゼンマイとワラビを採りに行ったのですが。
なんというか…水滴の中を歩いてるみたいな気分でした。空中にいっぱい飛び散ってる中を。



「ツールの話」

私は左利きなので、右利きさんに使いやすいツールってのは微妙に使いにくいです。
ファミレスだとスープバーのお玉とか。逆側にも尖った部分をつけてください。
L字型の急須とか、万年筆とか、ハサミとか、横書きとか。
でもまあ、その不自由が、不便が、日常なもので。
あんまり意識せずに対応できてたりする自分に気づいて。
人げn…じゃない、植物って適応能力あるんだと思ったりもするのです。

「柔らかい枝」が使えるツールは「言葉」。
しかして、言葉そのものが欠陥だらけのツールな上に、使い手が未熟なもんで更に酷いという。
せめて鈍らないようにと、諸々書き連ねたり読んだりするのですが…精進せにゃならんよなぁ。
「強い言葉を一撃、強い視線を一瞥」
こっちが出来てしまう分、しかも理解して認識した上で使う分、性質が悪い。
そういうものを磨かざるを得なかった頃と今とは違うのだから。
今は、優しい言葉を使えるようになりたい。



「ルールの話」

制限…というか。まあ、ルールはルールなのですが。
日常生きていく時に、発生するルール。言葉を使う時に、適用するルール。
けっこう私は、いろいろと縛られてます。意識・無意識を問わず。
とはいえ、法律やら常識やら本能やらをも含めば、縛られていない存在は無いわけですが。

しかし、言葉のルールの方は…そのルールからして言えないのも多いなぁ。
詩だと、字数とか音韻を揃える、とかは趣味レベルですけれど。縦読みとか斜め読みとかも。
「この言葉を使わない」とか、「この言葉を使う」とかは…制約ですね。
いや、こういうのさえもホントは伝わらない方が良いんですけど。
詩分解、実は少し恥ずかしいですし。(キレイに服着せた人形の、服を剥がれる感じ!)
…まあ、さあ剥いでみて、って風に投げることもありますが。バレットではよくやりましたしね。

掌中の水

働きます| 2010.08.24 23:46

一握り分の水滴
黒い海にこぼれていった
元の居場所に帰るだけ

一握り分の水滴
白い空にながれていった
元の居場所に帰るだけ

横倒しの水時計
ガラスを砕いてあふれたものは
見えていたはずの見えないもの

水をほしがるサカナの声に
乾いたガラスの欠片の上を
素足で往くのは愚行か否か

かつて私の統べた場所
遠い未来に還るから
今だけ少し見逃して

旋回するつばさの唄

働きます| 2010.08.21 01:03

「今 私の 願いごとが 叶うならば 翼がほしい」


ねじくれた翼でもかまわない
大きく長く広がって
君を受けとめられるなら

飛べない翼でもかまわない
意志が空へと飛び立てる
それを見せつけられるなら



なんて 嘘
この身体に 翼は似合わない


土に足を埋め
空に手を伸べ
君を見上げる

翼に代えて枝を広げ
羽に代えて葉を揺らし
歌に震え 声に涙し
君の心にわずかに触れる

そういうもので在れるから
私は私の姿を誇る



あまりにも優しい場所からの帰還
「ただいま」

百年分の夢。

働きます| 2010.08.18 23:59

さあ、逃げ帰れ!

掻いて裂いて絡みついて
追い立ててあげる 深い森へ

君を守ろう 君を隠そう
枝分かれるこの全身で
夢が妨げられることの無いように

焼かれ切られ踏み躙られ
泥と同じになる日まで
君を眠りに繋ぎとめてあげるから

さあ、さあ、逃げ帰れ!侵入者!
私のトゲは鋭いぞ!

二足の草鞋。

報告します| 2010.08.15 15:44

当面は大丈夫かなーってくらいにはデータ移住完了です。ふう…
ネットはまだ旧パソ子を使うつもり。
あとで新パソ子の調整をしなきゃならんなーって感じでしょうか。
今日出来なかったら、また来週末。

ところで、枝さんはパソ子に名前をつけるのですが。
今までのパソ子の名前が酷すぎたらしく、教える人全員からヒンシュクを買ってたという。
しまいには友人から

「枝!お前そんな名前パソコンにつけるから寿命短いんだよ!」

とまで言われる始末。(枝のパソコン寿命は3~4年。)
なので、今回はかなり奮発した名前をつけることにしました。



「私のガラス玉」

枝にとっては、最上級かもしれんくらい、思い入れのある言葉を。
贈る。

パソコン移住準備中。

宣言します| 2010.08.13 23:45

新しいパソコンを買いましたので、今から移住準備です。
今のパソコンも使えるのですが…2回に1回起動拒否されるとちょっと…不安に。

メールの中身と、書き物のデータはUSBさんに放り込めたので、当面は安心。
問題は…使えるかどうかです。
書き物はほぼメモ帳orHTMLなので問題ないにしても、メーラー…合うと良いなぁ。

というわけで、うまく行けば明日から復帰。
うまく行かなかったら…うまく行くまでしばしの別れ。


しかし、今日はなんというのか…象徴的な日でした。
内容はあんまり言いたくないですが。
枝さんにとっては、妙に…

偶然の縁。

空想します| 2010.08.13 21:29

私に、音の無い言葉を渡した誰か。
その人に関わった人が、私の近くを通りすがった。

縁が巡ったのを、知る。
くるり、と。

きっと。
私のやったことは、間違ってはいなかったんだろう。
こんな形でフィードバックがあるとは思わなかったけれど。

うん、ありがとうね。
でも…もう、次が無いことを願うよ。
哀しい顔より、楽しそうな顔を見る方が、やっぱり、嬉しいから。

花無き我が身なれど。

働きます| 2010.08.10 21:07

花無き我が身なれど
実無き枝が届くように

骨無き我が身なれど
声無き声が届くように

其処に私が居らずとも
此処に私はずっと居る

飴を一粒 雨を一粒
君に届け
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